ゴールドウイン スパイバーとの協業第3弾製品を発表

2020/11/10 14:05 更新


 ゴールドウインは、バイオベンチャーのスパイバーと共同開発してきた構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」(BP)を使った第3弾となる製品「ザ・セーター」を作り、11月10日午前10時から特設サイトで抽選販売の受け付けを始める。BPを使用した製品はこれまで、ゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス」から発売していたが、今回は同社オリジナルブランドの「ゴールドウイン」から登場する。

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 ザ・セーターは、ウール60%・カシミヤ10%・BP30%を混紡して作ったモックネックの黒のセーター。販売するのは日本のほか、デンマーク、フランス、ドイツなど計11カ国。特設サイト「ヴィジョン・クエスト」内から抽選販売の申し込みを受け付ける。価格は日本では税込み8万8000円、欧州は800ユーロ、米国は800ドル。

 BPは、植物由来の糖類などを主原料とし、微生物を活用した発酵プロセスにより作られる構造タンパク質。同社では「石油由来の原料に依存せず、アパレル分野におけるマイクロプラスチック問題の解決に大きな役割を果たせる可能性を秘めている」ことから、持続可能な社会の実現に資する次世代の基幹素材として位置付けている。

 現在BPの生産量は限られており、ウェアの量産化には至っていないが、スパイバーがタイに建設中の量産プラントが21年に商業生産を始めると、現在の数百倍の規模の生産が可能となり、品質の向上や素材価格の低下、新素材開発の可能性が広がるという。

協業品第3弾は「ゴールドウイン」ブランドから出した


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