GMS衣料品、30~40代を取り込めるか 存続をかけた改革が進む 

2023/05/02 08:00 更新有料会員限定


イオン船橋店は改装で専門店型売り場を並べ、通路を広くとって従来と見え方が大きく変わった

 GMS(総合小売業)で衣料品の改革が進んでいる。代表的な企業、イトーヨーカ堂が実用衣料を除くアパレルから撤退を決定したように、存続自体が問われるようになり、再生の道を探りながらも際立った成果を出せなかった状況から抜け出す必要がある。売り場を枠組みから変えるなど、長い課題だった30~40代の取り込みに挑む。

(田村光龍)

 最大手のイオンリテールでは、イオン船橋店(千葉県船橋市)の衣料品売り場が4月28日改装オープンした。男女で分けて服種別に集積してきた売り場を、シーンや年齢別でくくり直し、それぞれを専門店型として、「単品からスタイル軸に見せ方を変える」(小田嶋淳子執行役員衣料本部長)新たな形とした。

総花から脱す

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