大手GMSの衣料品売り場が年齢層を広げ顧客拡大へ イオンリテールは10代、ヨーカ堂は食品目的の30代を取り込む

2022/06/07 06:30 更新有料会員限定


改革が進むイオンリテールの衣料品売り場

 GMS(総合小売業)の衣料品売り場は、旅行などの移動のほか、花火大会や夏祭りといった行事の再開で回復が見込まれている。好調だった食料品が価格の高騰もあって見通しにくくなっているだけに、期待は高い。ただし、GMSの衣料品はコロナ禍前から改革が求められていた分野。大手各社は社会の変容への対応も織り込みながら、この間の成果も踏まえて取り組みを強めている。年齢層の拡大など客層を広げることが焦点だ。

(田村光龍)

ヤング向け「ダブルフォーカス」刷新

 イオンリテールは22年春、ヤングカジュアル「ダブルフォーカス」を刷新し、強化に入った。同売り場はノンエージ化が進んでいたが、当初のターゲットであるヤング層を改めて追求し、Z世代と呼ばれる中高校生をはじめとした10代の取り込みを目指す。

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