グローバル大手小売りの直近四半期業績 3社とも黒字、収益回復

2021/02/09 06:29 更新有料会員限定


 グローバル大手小売りの業績の回復が顕著だ。直近四半期決算は、営業再開店舗が増え、ECも伸びたため、減収基調ながら収益が戻った。日本、アジアに強いファーストリテイリングは微減収増益で復調ぶりが際立つ。インディテックス、H&Mは減収幅が縮小し、黒字を確保した。ただ、主力の欧米市場で実店舗の休業や営業規制が再び増え、先行きに不透明感も漂う。各社とも実店舗の出店立地を最適化しつつ、ECとの連携で顧客との接点を強化することでコロナ下でも、成長可能なビジネスモデルの構築を急ぐ。

(柏木均之)

ECが補完

 ファストリの第1四半期(20年9~11月)は、国内ユニクロは在宅需要向けの商品や秋冬物が売れ、ジーユーも増収増益だった。海外ユニクロは韓国、アジア・オセアニア、欧米の不振で減収だったが、主力の中国が好調で増益だった。

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