「パドカレ」新丸ビル店が好発進 春物販売も好調

2017/04/13 06:27 更新


 ギャラリー・ド・ポップは、3月31日に新丸ビル3階に出店したレディスブランド「パドカレ」の直営店が、顧客と新規客をバランス良く集め、好調なスタートを切っている。

 丸の内への出店は初。ブランドの中心顧客層である40~50代とマッチすると見て出店した。周辺に多い働く女性を新規客として開拓する考えだ。

 売り場面積は約93平方メートルで同ブランドの標準規模。アパレル8割、服飾雑貨2割の構成でパドカレの商品のみを販売する。清潔感があり、自然な着心地が売りのカットソーやブラウス(中心価格1万円台後半~2万円台前半)、コート(3万~4万円)などが並ぶ。

 内装は、ニューヨーク・ソーホーや東京・六本木の旗艦店同様に建築デザイナーの橋本夕紀夫氏が手掛けた。風になびくカーテンを連想させるオブジェや天然木の什器、自然光のような照明など来店客がリラックスして買い物ができる空間に仕上げた。

 開店から約1週間の客層は、顧客4割、新規客6割で計画通りに推移している。都外からわざわざ来店する顧客もいる。初年度売り上げ目標は同ブランドで上位の1億円。今上期(17年3~8月)中のパドカレの出店は、あと1店。27日に「仙台パルコ2」にオープンする。

 同ブランドの既存店売り上げの前年同月比は17年1月が10%増、2月が26%増、3月が20%増と春物が好調に推移している。今春夏物から顧客の声を反映した物作りを強めたほか、前年に比べてやや価格を抑えたことなどで客数が伸びている。

 今春は前身頃をオリジナルのレースにした切り替えブラウス(1万8000円)や綿・麻混でウエストにリボンをあしらったラップパンツ風のワイドパンツ(1万6000円)などの売れ行きが良い。

「パドカレ」店舗内装の高感度化を進めている




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