ジーフット、相次いで新業態開発

2016/10/18 06:21 更新


 シューズ専門店のジーフットは下期、新業態の開発を進めつつ主力業態を活性化し、収益性の向上を目指す。上期(3~8月)は売上高544億500万円(前年同期比1・2%増)、営業利益33億3400万円(4・3%増)だった。17年2月期は売上高1075億円(前期比3・4%増)、営業利益60億円(8・8%増)を見込む。

 今期は40店を出店する計画だが、閉店もあり期末店舗数は13店増の882店になる見込み。前期までの大量出店からすれば抑制気味で、新業態の開発は進めつつも「改装に重点を置く」(堀江泰文社長)考え。SCに入る「アスビー」、GMS(総合小売業)に入る「グリーンボックス」といった主力業態で、上期の22店続いて下期は33店を改装する。アスビーはスポーツブランドのインショップ化などで〝複合専門店化〟を進める。グリーンボックスでもキッズのコーナー「クツラ」を配置を広げる。

 新業態は、3月の「スケッチャーズ」に続き、9月に婦人靴「ダフネ」をイオンレイクタウンに出店した。

 中国大手のダフネインターナショナルとの協業を現地から日本に広げた。20、30店を目指し多店化する。さらに17年春には紳士靴の新業態も出店する予定。

 商品では〝ヘルス&ウェルネス〟を切り口にしたスポーツの販売、低価格帯の強化を継続しつつ、オリジナルの拡大で粗利益率の引き上げを目指す。上期に47・3%だった粗利益率を通期では47・9%にすることを目指す。

バッグなども含め揃える「ダフネ」



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