人工皮革で働く女性の“勝負バッグ”

2016/11/25 06:23 更新


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 働く女性を輝かせる、機能的で高級感あるバッグを――。5月設立のFUMIKODA(東京)が販売する「フミコダ」は軽量、高機能で、動物皮革を使わないラグジュアリーなキャリアバッグブランドだ。12月2日の本格発売に合わせ、「ドローイングナンバーズ」南青山店で期間限定店を開くほか、SNS(交流サイト)などウェブマーケティングを駆使して認知を広げていく。


動物の皮革は使わず


 ファウンダーの幸田フミさんは海外でウェブデザインなどを学び、現在は日本でIT(情報技術)コンサルタントとして活躍中。自身の経験から、「軽くて機能的で、高級レストランでの商談にも臆することなく挑めるスマートなバッグが無い」とフミコダの企画製造を思い立った。

 素材では最初、高級感を出すために本革を検討したが、皮革の知識を得るうちに、「動物の皮革を使わないこと」を強く意識するようになった。材料探しで日本各地を回る中で、技術を持った職人と出会い、実現したのが高級車のシートに使われる人工皮革や、綿花から作るべっ甲のような特殊なセルロースだ。

 本体の素材は皮革の断面に近い構造の人工皮革を、さらにリアルに見せるため型押しの試作を繰り返した。水拭きもでき、丈夫で軽量だ。ロゴを刻印するフラップのアクセサリーバーには特殊なセルロースを使い、福井県鯖江市で、眼鏡のフレームと同様の手法で磨き上げる。土台はアルミを削りだして軽量化した。

パソコンも入る大きさ


 主力のショルダーバッグは800㌘で、本革バッグの3分の2の重さだ。A4サイズのノートパソコンを収納でき、型崩れしにくく、置いても自立する。価格は14万8000円。ショルダーバッグのフラップは着脱可能で、同じ仕様のフラップがついたクラッチバッグは9万8000円。フラップを交換すればシーンに合わせて楽しめる。1泊の出張にも対応する大型トートバッグは730㌘で9万8000円。

 本格販売に向けて、9月にはパリの合同展トラノイに出展し、ニューヨークの車のオートショーではチャリティーオークションに出品した。欧米は動物皮革不使用への意識や日本製への関心が高いからだ。トラノイでは複数の商談ができ、オークションでは著名ラグジュアリーブランドのバッグよりも高値が付くなど、商品の価値を確信したという。

  今後は商品に対する思いや他にない価値を訴求しつつ、キャリアに強い百貨店やセレクトショップなどへの販売を目指す。

軽量、機能的でラグジュアリーな「フミコダ」のバッグ
軽量、機能的でラグジュアリーな「フミコダ」のバッグ

本革のような表情を追求した(クラッチバッグ)


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