時間やミス削減、販売管理ソフト開発

2015/09/02 06:46 更新


 海上輸送業、倉庫業、アパレルメーカーのフレイトリンクスジャパン(大阪市)は、アパレルメーカー卸専用販売管理ソフト「ワンズクローゼット」の提供を開始した。クラウドサービスで、年商3億~10億円規模のアパレルメーカーを主対象とし、早期に100件の受注を目指す。

 卸し先からの受注、工場・商社への発注、出荷情報や売上管理が簡単な操作でできる。1IDの利用料金は月1万5000円、5IDで3万5000円。アナログな受発注作業による労働時間やミスの削減、効率化を促す。同社自らアパレル事業を手掛けていることによって得られた知見を生かし、細かなサービスを売りとする。

 商品を登録すると自動的にバーコードが作成され、受注数をリアルタイムで集計する。卸し先には受注締め切り日の告知や、受注内容の確認メールも自動で発信される。卸し先の本部向け請求書、店舗向け納品書が自動で作成される。ブランドごとに掛け率も設定できる。

 委託や取り置き商品も管理できるため売り逃しを防げる。売掛買掛管理票や、与信管理機能も搭載。仕入れ先工場・商社別の発注納品状況やB品による減産率も一覧できる。セキュリティー面では、指定スタッフ以外は会社以外の場所からシステムを利用できないようにしたり、各画面へのアクセス権限の設定なども可能だ。

 同社は大阪府貝塚市に三つの倉庫を保有し、基幹倉庫の加神物流センターは延べ床面積が約5000平方㍍。14年に自動ソーターを導入し、一度に110件の仕分けが可能で、1日約3万ピースの処理能力を持つ。この能力を生かし、福袋を短時間で作れるサービスも提供している。

 

フレイトリンクスジャパン



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