アバンティのオーガニックコットンブランド「プリスティン」の、布おむつと布ナプキンが売れている。5月の売り上げは、布おむつカバーが前年同月比2倍、おむつカバーの中に畳んで入れて使う布おむつが1.5倍、布ナプキンが1.3倍だった。6月もECでは5月を超える売り上げという。使い捨ての衛生用品の値上げが相次ぐ中、代替品としての需要が表れたようだ。
ほとんどが自家用で、やや既存客が多いが新規客も増えた。中東情勢の緊迫化を背景としたナフサ高騰を受け、紙の衛生用品は値上げが相次ぐ。物価高も長期化する中で、プリスティンの布の衛生用品の売り上げは3月からやや増加の傾向がみられた。
元々女性客が多く、自身の妊娠や出産を機に購入するケースも多い。ただ、これまでの売り上げ構成比は1%未満で、特に布おむつは需要の縮小が顕著だった。糸から国内でオーガニックコットンの素材開発を行い、必要以上に化学的な加工を施さないことにこだわっており、フィロソフィーを伝える製品として作り続けてきた。
ナフサが話題になり身の回りの石油由来製品の多さに気付かされて、環境問題意識が高まったことも選ばれる理由のようだ。同社は「使い捨てを前提とした暮らしを見直し、長く使えるものを選ぼうとする生活者の意識の表れ」とみる。
売り上げ上位は、布おむつカバーが新生児向けの50、60センチ(税込み4180円)、70、80センチ(4400円)などで、布ナプキンが羽つきの2枚セットで大(3960円)、小(3630円)など。自社ECに布おむつの使い方の解説動画を載せるなど、発信を強化している。

