フリーインターナショナル 週末のみの試着限定店

2021/06/07 06:28 更新


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大阪・心斎橋のビルの一室でコーディネートを提案

 ヤングレディスSPA(製造小売業)のフリーインターナショナル(名古屋)は、週末のみ営業する試着限定店を開き、緊急事態宣言下も新商品の訴求や顧客と販売員の接点維持に努めている。5月中旬、大阪・心斎橋のレンタルスペースに、販売員が接客し、ECでの購買を促す店を開いた。緊急事態宣言下で休業を強いられた店の顧客が中心に来店しており、客単価は約2万5000円と高い。ECの平均客単価1万4000円を大きく上回っている。

(友森克樹)

 同社はレディスブランド「フィント」「アンアナザーアンジェラス」の直営店を全国に約20店出している。関西は大阪3店、京都1店で、5月は緊急事態宣言の影響により、京都の店が平日に営業できるのみとなってしまった。緊急事態宣言の延長が決まり、「中旬から夏物の新作を販売する予定だったが、関西圏では販売機会をほぼ失うことになった」(葛谷雅彦社長)。そのため急遽、臨時の試着限定店を出す決断をした。

 臨時の試着限定店は、5月15、16日に初めて営業した。以降、金、土、日曜日に営業してきた。大阪の店の顧客中心に来店しており、主な動機はECで事前に購入検討していた商品の実物を見るためだという。試着限定店では、大阪の店の販売員が接客しており、購入の決断をためらう客に対しては、コーディネート提案などを通じて背中を押している。

 当初は5月の週末のみ営業する予定だったが、緊急事態宣言の再延長を受け、6月も週末の営業を続ける予定だ。同社のブランドは買い上げ客数に占める顧客比率が高く、販売員に濃いファンが付いている。臨時の試着限定店経由の売上高は、土日の休業分を到底補えるものではないようだが、「長期間にわたって当社の販売員とお客様のリアルな接点を失うのは大きな損失。顧客の離反を防ぐ役割は十分に果たしている」という。急きょ出店することになった試着限定店だが、運営のノウハウを蓄積し、今後の出店にも役立てる考えだ。

試着限定店は夏物の新商品を中心に揃えている

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