「フリークス・ストア」OMO店舗の1号店 名古屋パルコ西館2階にリニューアルオープン

2022/03/25 06:27 更新


オリジナルインタラクティブミラー

 デイトナ・インターナショナルは名古屋パルコ西館2階にフリークス・ストアをリニューアルオープンし、OMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗1号店としてスタートさせた。デジタルと店内期間限定ショップの両面で店舗の価値を高め、ECの時代にも「遊びに行きたい場所」として訴求する。

(森田桃子)

 注目は、約260平方メートルの店内に導入した22台のデジタルポップと1台のインタラクティブミラーだ。

 オリジナルのインタラクティブミラーは、商品のICタグから、商品情報やスタッフ着用画像、コーディネート提案を検索できるほか、AI(人工知能)カメラで顧客自身の着用アイテムを識別し、似ている商品やおすすめの着合わせ商品を表示できる。

 AIカメラで顧客の顔を撮影して行う「フェイス・パーソナルカラー診断」は、目の位置やフェイスライン、唇の大きさなど細かな診断結果に基づき、店舗・ECで取り扱う商品の中で、似合う商品やコーディネート、髪型やメイクなども表示され、「本当に似合うもの」を見つけられるワクワク感がある。診断結果はウェブページおよび紙のカルテで、持ち帰ることができる。

 また、画面に表示されるコーディネートの二択に応えることで、顧客の潜在的な好みを判定しコーディネートを提案する「ファッションタイプ診断」、顧客の星座と直観的なモチーフ選択を掛け合わせた診断結果からコーディネートとアイテムを提案する「12星座マインド診断」などのコンテンツが楽しめる。インタラクティブミラーを通じて、買い物に新しい視点を取り入れられ、消費意識やスタッフとのコミュニケーションの活性化につながる。

 フリークス・ストアでは1年前から期間限定ショップイベントにも力を入れてきた。店舗ごとの個性やスタッフ一人ひとりの感性に重きを置き、店舗スタッフが中心となり、コーナーを企画する。スタッフの好みや興味に基づき企画することで、おのずと個性が出る。店舗地域のローカルアーティストやスタッフの出身地に関連したアーティストとの協業も多い。新たなアーティストに出会えるきっかけが店舗にある。商品は期間限定ショップが開設されている店舗でしか購入できず、来店を促すきっかけになる。

 名古屋パルコの店舗内には3月27日まで「ファンドリーミューズ」「ホームエコノミクスエクスペリメント」「アダチマリ」の3店の限定ショップを開設している。ファンドリーミューズは、ロンドンで始まったブランドで、インスタグラムを中心に話題となっている。一点物のチャーム(1万1000~1万3200円)やスウェットシャツなど。ファンだった店舗スタッフが立案し、実現した。

 アダチマリは岐阜県多治見市を拠点に活動する美濃焼の陶芸家で、同じく多治見市のカレー屋「カフェ・ノイ!」との協業商品をスタッフが企画し実現にこぎつけた。

ファンドリーミューズ
アダチマリ

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