自分の力を信じて踏み出す女性を後押ししたい――スタージョイナスが運営するセレクトショップ「フォーゲットミーノッツ」は9月27日、ナイキのスニーカー「エアシップ」で協業モデルを発売する。それを記念し、東京・代官山の直営店では10月1日まで、歴史的なストーリーと思いを伝えるイベントを開いている。
同店は21年の開業。スニーカーとレディスウェアのスタイリングに独自性を出し、幅広い世代の女性が親しみやすい店作りに力を入れてきた。ナイキとの協業は初めて。担当者から誘いがあり、ディレクターの戸田静さんは、米NBAで活躍したマイケル・ジョーダンがキャリアをスタートしたころに履いていたエアシップの話を聞き、「これから成功を目指す人たちが夢と未来を感じるスニーカーを作りたい」と取り組んだ。
テーマは「つぼみ」。花が咲く前に輝く一瞬を、才能を開花させようと努力する女性に見立てた。店の由来である忘れな草の青紫をキーカラーに、靴底にはつぼみのはかなさを表現するスケルトン素材を採用、パーツの一部は不完全さを残すアウトラインで仕上げた。税込み2万2000円。直営2店とECのほか、ナイキの海外販路でも販売を予定している。
イベントは、壁面にエアジョーダンのロゴを花でかたどり、1年後の自分への手紙のコーナーも設置。イメージを伝える動画では「コトハヨコザワ」のデザイナー、横澤琴葉さんにつぼみから花になる過程を表現する三つのドレスを作ってもらった。