訪日外国人、2カ月早く1500万人突破

2016/09/23 09:48 更新


 日本政府観光局によると、8月の訪日外国人客数は前年同月比12.8%増の204万9000人となり、8月として過去最高を記録した。16年1-8月の累計では1606万人となり、昨年より約2カ月前倒しで1500万人を突破した。クルーズ船の寄港増加や航空路線の新規就航・増便などが寄与した。

 国・地域別では、バカンスシーズンを迎えたイタリアとスペインが、8月としても単月としても過去最高を記録した。中国は前年同月比14.5%増の67万7000人と、単月過去最高だった16年7月(73万1000人)に次ぐ過去2番目の訪日者数となった。

 中国13都市で行った訪日プロモーションや、東北や九州に現地メディアを招聘したことなどが寄与したという。このほか、インドネシアが30.9%増の1万2800人、マレーシアが26.0%増の1万5500人、ベトナムが24.9%増の1万7200人と、東南アジアの伸びが目立った。

 9月は夏季休暇と秋の旅行シーズンの挟間だが、東アジアや東南アジアでは祝日に伴う連休で旅行しやすい日並びであることに加え、クルーズ船寄港や航空路線の新規就航が控えているため引き続き伸びが期待できるという。



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