フットロッカー 新興EC企業に300万ドル投資

2019/09/30 06:27 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】米大手スニーカー専門店チェーンのフットロッカー(ニューヨーク)は、18年創業の新興Eコマース企業、NTWRK(ロサンゼルス)に300万ドル投資すると発表した。

 NTWRKは、ポップカルチャーの著名人が出演する番組をアプリまたはウェブサイトで見せ、その番組に出てくるスニーカーやストリートウェアを購入できる。NTWRKのアーロン・レヴァントCEO(最高経営責任者)は、ストリートウェアの合同展「アジェンダ」の創業者でもある。同氏はまた、スニーカーとストリートカルチャーの祭典「コンプレックスコン」発足の中心人物でもあった。NTWRK創業当初は、ワーナーブラザーズがバッカ―についていた。

 フットロッカーはNTWRKと組むことで、若い消費者に新しい手法でブランドストーリーを伝え、新しい顧客体験を提供して販売につなげる。NTWRKと独占販売商品も作っていく。NTWRKはすでにナイキ、アディダス、プーマ、チャンピオン、ニューバランスなどともパートナーシップを組んでいる。

 NTWRKは他の投資家たちからも投資を受け、今回合計で1000万ドルを調達した。



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