ファイブフォックス「コムサ」レディス　セットアップ主力に刷新

　ファイブフォックスは今春夏物で、単品主力に寄っていた「コムサ」のレディスを、セットアップを中心とした品揃えに刷新した。第1弾として「ブライトリーセットアップ」企画16型の販売を開始した。

（武田学）

　同ブランドのレディス企画はアパレルのカジュアル化やコロナ下での通勤の減少などで全体にカジュアル化し、単品主体の構成でセットアップが手薄になっていた。もともとセットアップ、スーツを強みとするブランドだったが、アフターコロナでセットアップ需要が復調してきたこともあり、明確にセットアップを軸とする企画にリブランディングすることにした。

　リブランディングでは、「上品、上質、シンプルに。しかしありきたりではなく、凛（りん）とした美しさを極めたい」というブランドの考え方を再度徹底した。上質素材をミニマルなデザインで見せ、着心地の良さとコンテンポラリーでスタイリッシュに見えるフォルムなどにこだわった。とくにブランドのイメージカラーの黒を再度、前面に出す。上質ながら価格を抑えた「アフォーダブルラグジュアリースタイル」を提案する。