23年2月に開店した、レトロな服と喫茶の店ファンノン(名古屋市南区)。顧客との密な接客空間を作りながら、食を通じてファッションに敏感な新規客もつかんでいる。
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密な接客できる場所
店主の豊田泉さんは、大手アパレルメーカーなどで販売員として10年勤務した後に独立。販売代行会社の社長として、名古屋市内のSCにある店舗で販売を担ってきた。その経験から、顧客が休憩したり、喉を潤したりできる場所を作り「来て良かったと思ってもらえる店にしたい」と、飲食併設店を構想するようになった。館内では費用や立地などの課題があり、路面での店舗立ち上げを決意。飲食店で修業しつつ物件を探していたところ、顧客から、親族の営んでいた老舗の喫茶店を居抜きで使わないかと声が掛かった。
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