Phase Change Materialの略で、温度環境に応じて繰り返し熱を放出、吸収できる相変化物質のこと。相変化物質は、温度により液相(液体)と固相(固体)に変化する性質を持つ。温度変化の激しい環境で任務を行う宇宙飛行士のために開発された。暑い時は熱を吸収し、寒い時は熱を放出する特性を持ち、快適な温度帯に保つことができる。電力などのエネルギーを必要としないため、用途も幅広い。マイクロカプセル化することで、寝具や衣類のほか、建築や自動車、機械製品などにも使われている。
《FB用語解説》PCM 相変化物質
2021/08/17 06:22 更新