ファーストリテイリングは世界中の大学生・大学院生を東京・有明本部に集め、インターンシッププログラム「グローバルマネジメントプログラム(GMP)2026」を開催した。26年のプログラムには過去最高の2万人の応募があり、その中から選抜された23カ国・地域の学生60人が参加した。
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参加した学生が小売りビジネスについて多角的に学ぶ。国籍の異なる学生たちが協力して「マーケティング」「EC」「店舗」の3テーマから、一つを選んで事業アイデアを考え、インターンシップ最終日にプレゼンテーションを行い、その内容をファストリの事業責任者とインターンシップに協力している大学教授6人が講評した。
GMPは19年に開始した。コロナ下の20~22年はリモートで、23年から再びリアルで行っている。交通費や宿泊費など費用はファストリが負担する。各国から選抜した学生を有明本部に集めて実施するため、手間もコストも掛かるうえ、参加した学生が卒業後に必ずファストリに入社するわけではない。
だが、人事部の山崎麻紀採用部長は「当社の事業を題材に世界中の学生が互いに切磋琢磨(せっさたくま)して経営について学ぶことは彼らの就業観を養う」と実施の意義について話す。ファストリの課題解決をプログラムの中で考えることは「アパレル小売業で働くことについて学生たちが考えるきっかけにもなる」とも。
グローバル市場で成長を目指す上で、海外の優秀な人材の確保が欠かせない。参加学生が卒業後に入社しなくても「母国に帰って口コミでGMPについて下の学年に伝えてくれることも多いので、各地の教育機関で就職先としての当社の認知が高まる効果もある」と見る。