存在感増す海外EC㊦ 北欧発「ロイヤルデザイン」

2019/03/21 06:28 更新


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 2月上旬に日本向けサイトhttps://royaldesign.jp/)を本格オープンする「ロイヤルデザイン」は、スウェーデンを拠点とするロイヤルデザイングループが運営する、北欧最大のインテリア・ライフスタイル用品ECサイトだ。13カ国に向けて販売し、スウェーデン内には14の実店舗も持つ。ECの年間売り上げは8000万 ユーロ (約104億円。1ユーロ=130円)で、今期は前年比25~35%の伸び率で推移している。

 来日したマグナス・ピーターソンCEO(最高経営責任者)に日本進出の背景を尋ねた。

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ワンストップで購入

 ――創業は。

 99年に会社を設立し、ECで米国向けにガラス製品や陶磁器の販売を始めたのが始まりです。ガーデニング用品からファーニチャー、テーブルウェアまでワンストップで購入できるのが強みで、「ステルトン」や「ロールストランド」といった北欧ブランドを中心に、様々な国から商品を仕入れています。

 客単価は約120ユーロ 。品揃えは展開する国ごとにローカライズし、販売価格は、送料を加えた上でも、各国の競合他社で販売されている価格と同水準となるよう設定しています。国別のEC売り上げランキングは、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、韓国の順。スウェーデンは、実店舗があることで信頼度が高く、様々なサポートができる点もあり売り上げが伸びています。オムニチャネルのアプローチも進め、ECの商品を店で受け取ったり、店にストックが無かった商品をEC在庫から引き当てて消費者宅に発送することもできます。ECで売り切れたものを、店頭の在庫から手配することも可能です

 ――物流の仕組みは。

 物流倉庫はスウェーデンにあり、総面積は2万7000平方メートル。8万SKU(在庫最小管理単位)のうち、75%を常に在庫としてキープすることで、各国に5営業日以内で配送と、競合他社よりも早く商品を届けることが可能です。来年には国内に新倉庫がオープンします。ロボットシステムの導入により、現在と同じ人員数で1億5000万ユーロ の効率化が実現します。

ピーターソンCEO

北欧製品に高い関心

 ――日本サイト開設の背景は。

 近年、日本で北欧製品への関心が高まっていることが一つ。さらに、2月に発効された日・EU(欧州連合)・EPA(経済連携協定)により、関税障壁が下がるタイミングでもあり、良い機会と考えました。日本の消費者が、私たちが扱うようなプレミアムブランドへの理解が深いことも、進出を後押ししました。

 11月からのプレローンチ期間には多くの気づきがありました。特に、日本の方は信用、信頼をとても大切にすると実感したため、日本国内に、日本語によるカスタマーセンターを開設すべく準備しているところです。

 日本では、2年をめどに、年間で1000万 ユーロ の売り上げの確保が目標です。この規模の伸びが実現できれば、国内に物流拠点を設け、実店舗を開くことも視野に入れたいですね。

プレローンチ中の日本向けサイト

(繊研新聞本紙年2月8日付)


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