長かった梅雨が終わってすぐ、今年も猛暑となった。コロナ禍で日常生活や仕事の現場など様々な場面でマスクを着用しながら過ごさなければならない中で、繊維・アパレル関連企業が暑い夏に対抗する商材を打ち出している。最も目立ったのは、街でも見かけるようになった電動ファン付きのウェア。建設業や製造業、サービス業などを中心に関心を集めている。通気性を備え、接触冷感性を持たせた夏用マスクへの関心も高い。
(小堀真嗣)
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増えるファン付き
電動ファン付き商品は作業現場での需要と、来年に開催が延期された東京五輪など夏のスポーツイベントの観戦需要を想定した提案が目立つ。
空調服は作業現場向けの「空調服」ブランドとともに、一般向けにアウトドアカジュアルブランドのようなデザインに仕上げた新シリーズ「エアギア」を訴求。リュックの背側に取り付ける「空調リュッククールパック02」や、コンパクトになる座布団型の「どこでも座・クール」、マット型の「空調ベッド風眠」など日常生活に寄り添った商品も提案した。
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