エンスウィート、子育て世代へ新業態

2016/10/20 06:31 更新


 レナウンは17年春、30~40代の女性向け新業態「エンスウィート・ルミエール」(ルミエール)を立ち上げる。ヘアアクセサリーとスニーカーを中心とする雑貨の充実と平均単価7000円の「コストパフォーマンス」を特徴とし、「子育てにお金がかかるけれど、おしゃれも楽しみたいママ世代」を狙う。販路は絞らず、百貨店やSC、駅ビルなど、マルチチャネル戦略をとる。

 レディスの基幹ブランドの一つである「エンスウィート」の事業拡大策の一環。百貨店を主販路とし50代が中心客層のエンスウィートに対し、16年春夏にはマルチチャネルで40代をメインに狙う「ミロワール・ドゥ・エンスウィート」をスタート。ルミエールでマルチチャネルを加速し、さらに下の層の30代を取り込みたい考えだ。

 エンスウィートと同様にフレンチカジュアルを軸としながら、ほどよくトレンドを取り入れた服と雑貨を揃える。ミロワールがナチュラルテイストのカジュアル服であるのに対し、ルミエールはきれいめカジュアルを特徴とし、学校行事などを意識したセットアップも出す。中心価格はジャケット1万5800円、ブラウス7500円、スカート9600円。生産は中国を軸に、プリントやカットソーは国内工場を活用する。

 商品構成の12%以上を雑貨が占める。ママ世代に人気のバレッタ(中心2900円)などのヘアアクセサリーと「アディダス・ネオ」「スペルガ」などのスニーカーを充実するほか、バッグやサングラス、帽子、スマートフォンケースを揃える。初年度の出店目標は30で、2年で50店を目指す。同社の直営サイトでの販売も同時に開始する。

ルミエール(寄り)


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