エンジニアドガーメンツ マイルス・デイビスに着想

2020/02/04 10:58 更新


 「エンジニアドガーメンツ」の20年秋冬のテーマは「バランス&チューン」。イメージソースはジャズだ。

 デザイナーの鈴木大器は久しぶりにニューヨークのビレッジバンガードでジャズを聴き、年季の入ったプレーヤーの中に若い人が入ることで、バランスが取れて良いと感じたそうだ。加えて、マイルス・デイビスがアメリカントラッドを好んだことから、50~60年代のジャズの気分をベースに、アイビーと80年代のアバンギャルドをミックスした。

 色は黒とグレーが多い。スーツはフロッキーでスプラッターペイントをのせたり、グレーの濃淡のスネークプリントで仕立てたり。チョークストライプは幅を途中で変え、グレンチェックは途中からストライプに切り替える。シャツの柄はトランペット、バンダナ、アーガイル、水玉、小花をモノトーンで揃えた。

 着こなしはハーネスやラップ式ベストで遊びを入れたレイヤードルックが多い。ウィメンズはボレロを合わせて、ちょっとクラシックで可愛いスタイリングを見せた。

(ニューヨーク=杉本佳子通信員、写真はブランド提供)

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