プリントや染色、刺繍など加工技術を提案する合同展「EN」が6月6~8日、東京・原宿で開催された。主催者によれば「多くの来場者で活気が戻った」という。
(小坂麻里子)
13回目となるENは8社が出展。各社、得意な加工技術をトレンドに合わせた生地や色で表現し来場者に訴求した。参加企業を代表して丸昇(愛知県蟹江町)の安藤明弘社長は「面白い加工を探しに来る来場者が増えた。加工技術を一挙に見られる唯一の場として認知度が上がっている」と話した。
ビンテージ感に反響
ブリーチなどのビンテージ加工が得意な大垣化染(岐阜県大垣市)のイチ押しは白顔料染めオーバーダイとピグメントブラックオーバーダイの2種。前者は白顔料で着古したような表現ができ、後者は黒をかぶせて古着感を表現できる。
染色・デニム加工の備南染工(岡山県倉敷市)はデニムブームを反映して「メンズ、レディス共に好調」。レディスはブリーチ加工した淡~中濃色がトレンド。メンズは茶系の色味を足してビンテージ感を出す染色加工法への引き合いが強かった。
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