EC強める古着屋などの2次流通企業 ささげ業務の効率化が鍵

2023/01/25 12:00 更新有料会員限定


「古着屋JAM」は最新鋭の撮影機器を導入

 古着ブームやサステイナブル(持続可能)な意識の高まりを背景に、2次流通市場が盛り上がっている。古着といえば、古着屋を巡りながらお気に入りの一着を探す、リアル店舗での買い物のイメージが強い。しかし、近年はコロナ禍の影響などもあり、規模の大小を問わずECに注力する企業が増えてきた。商品の状態やサイズ感のばらつきといった、古着特有の課題による、ささげ(撮影・採寸・原稿作成)業務の難しさなどと向き合いながらも、ECでの売り上げは着実に拡大してる。

(小畔能貴、高塩夏彦)

JAMトレーディング「古着屋JAM」 高単価品優先でコストを回収

 海外から仕入れた古着を小売りするJAMトレーディング(大阪市、福嶋政憲社長)は、主力業態の海外古着店「古着屋JAM」を全国で13店展開する。古着屋JAMのEC売上高は前期(22年11月期)で約4億5000万円。積極出店を続けたことで、ECへの出品数が減り、EC売上高は減収したが、今期は改めて出品を強化し、6億6000万円を目指す。

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