DtoC(消費者直販)ブランドを運営するドットワン(東京、藤井亮輔社長兼CEO=最高経営責任者)は、25~26年秋冬から新ブランド「アンステイト」をスタートする。オーバーサイズなシルエットや古着から着想したデザインで、ユニセックスでも楽しめるレディスウェアを大人向けに販売する。8月から自社ECとセレクトショップなどへ卸売りする。
「年齢や性別、体形などに関係なくファッションを楽しんでほしい」(宮地利奈ディレクター)と考え、ユニセックスのテーラードジャケットやセーター、ダブルウエストのワイドジーンズなどを企画した。オーバーサイズなシャツはそのまま着られるが、ボタンで留めてウエストマークすることもできる。ウール100%のパンツや本革のジャケットなど、天然素材や国産生地を多く使用しており、長く着られるアイテムを提案する。
中心価格はアウター5万~12万、トップ3万円程度、ボトムが2万5000~4万円。

30~40代向けに
藤井社長の話
当社はSNSを使ったマーケティングを駆使して、デジタルネイティブ世代の20代に向けたレディスブランドを運営してきました。インフルエンサーがディレクターを務める「アニュアンス」「エイミーイストワール」などが主力です。
そのノウハウを生かして、30~40代をメインターゲットにしたブランドの開発に力を入れます。「アンステイト」のスタートを皮切りに、今後は大人向けで三つの新業態を立ち上げる予定です。
アンステイトは既存業態より平均価格帯が高いですが、国内生産の生地を使った高品質な服で新しい客層に訴求します。
