ドンキホーテHD 新規に年30~40出店を予定

2017/04/21 06:28 更新


 ドンキホーテホールディングス(HD)の髙橋光夫専務兼CFO(最高財務責任者)は19日に記者会見し、20年に売上高1兆円・500店舗を目指す中期経営計画「ビジョン2020」について「新規出店は年間30~40店を予定しているが、店舗数よりも店舗面積や利益を重視したい」と強調した。

 中期計画では昨年末のドン・キホーテ196店から250店に、メガドン・キホーテは104店から150店に、小型店と海外店は54店から100店に拡大する目標を掲げる。

 出店立地は20~30代の独身層を主対象としたドン・キホーテが大都市の繁華街や駅周辺、主婦やファミリー層向けのメガドン・キホーテは郊外ロードサイドを基本とする。20年までは年間400億~500億円の店舗投資を継続する。一方で、出店2年目で黒字化しない店舗は閉鎖する。

 インバウンド(訪日外国人)による免税売上高は現状、売上高の6%ほどで約350億円。レジ客数は年間3100万~3200万人。大阪は全国的にも突出して免税売上高が多いエリアで、ミナミ地区では売上高の半分を占める。

 昨年7月~今年3月の免税売上高は前年同期比11・8%増。客数は41・2%増と引き続き高い伸びだが、客単価は20・8%減となり、中国の規制や為替の影響で〝爆買い〟は沈静化してきている。客単価は1万000~1万2000円。

 中期目標の免税売上高比率は10%を目指しており、ドン・キホーテの売上高目標7000億円のうち700億円規模とする計画だ。

ドンキホーテホールディングス 髙橋光夫専務兼CFO


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