ドン・キホーテグループ 東南アジアで事業拡大

2017/11/08 04:27 更新


画像はイメージです

 ドン・キホーテグループはシンガポールに続き、タイに進出し、東南アジアで事業を拡大する。

【関連記事】ユニーの佐古社長 ドンキホーテと「融合した新業態」

 シンガポール1号店は中心部の商業施設、オーチャードセントラルに入るもので、12月1日にオープンすることが決まった。新業態のドンドンドンキ1号店として、ほぼ全量を日本製か日本市場向け商品の〝ジャパンブランド・スペシャリティーストア〟にする。日本を打ち出すとともに、日本製品の現地価格に対して「プライスリーダーを目指した圧倒的な低価格を提供する」。地下1、2階の売り場面積1400平方メートルに生鮮食品から、化粧品、衣料品、バラエティーグッズなどを揃える。

 さらにシンガポールでは18年夏にタンジョン・パガーに2号店を開設する予定。

 タイへの進出は、現地大手染料メーカーのTOAグループと日本駐車場開発の現地法人との合弁会社を設け、バンコク市のトンロー・エカマイに商業施設を設けるもの。開業はシンガポール2号店以降になる見込み。

 ビジネスマンが集まるエリアでTOAグループの旧社屋を再開発する。地下3階~地上6階で、延べ床面積は2万6770平方メートル。地上部分が商業エリアで、ドンドンドンキを核に、キャラクターパークやエンターテインメント施設、飲食店などが入る。

 それぞれの新店の動向にもよるが、成長が見込め、インバウンド(訪日外国人)需要で手応えのあるシンガポール、タイで多店化する意向。東南アジアで進出国を増やす可能性、モデル店を確立した上でFC展開する構想もある。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事