《アパレルの特例子会社に見る障害者雇用》ワールドビジネスサポート あえて部署を散らし健常者と

2024/05/31 07:58 更新有料会員限定


喫茶事業「フィーカフィーカ」の阿佐ヶ谷店で働く皆さん

 ワールドビジネスサポート(WBS、神戸市、清家豊治社長)は、ワールドのオフィスサービス部を前身に04年に設立された。特例子会社として認可されたのも神戸市としては早い時期だった。「人と人とのつながりが濃い企業DNAがあり、性別や障害などを超えて多様性を受け入れる土壌があったかもしれない」(同社)。20年の間に事務処理などバックオフィス業務に加えて清掃や喫茶などへ職域を広げ、雇用する障害者の数も増えた。清家社長は「障害者は戦力」であり、バックオフィス業務の最適化などで事業に貢献しながら、「単独で利益創出する事業会社としての性格を前面に出していきたい」と話す。

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不可欠な人材

 WBSの従業員数(1月1日時点)は292人、うち127人が障害者だ。経理、庶務、事業支援、清掃、物流支援など多様な部署で働いている。

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