23年度百貨店バイヤーズ賞リビング 13ブランドが受賞

2024/04/22 06:25 更新


 繊研新聞社が主催する23年度百貨店バイヤーズ賞リビング部門で、ベストセラー賞と特別賞が決まった。室内用品を扱う全国25店(全店を統括するMD本部の回答は1店とした)のバイヤーが部門別に125ブランド・商品を推薦し、各部門の得票上位11ブランドがベストセラー賞、2ブランドが特別賞を受賞した。

 23年度の百貨店リビングフロアは富裕層を対象にした上質商品の提案を強化した一方で、20~40代の新しいリッチ層の取り込みに積極的に取り組んだ。従来の顧客層から若い層へと広がりを見せた。

 受賞は各部門で百貨店リビングフロアの主力ブランドが受賞したほか、イタリア家具の「カッシーナ」、若い世代のファン作りに成功した「フェイラー」、新作家電が好評だった「バルミューダ」、百貨店インショップを強化した「タオル美術館」が連続で受賞した。旭川家具の「カンディハウス」が初受賞、キッチン用品の「ビタクラフト」が11年度以来の受賞となった。

 また、今年1月に地震で大きな被害を受けた輪島漆器を「応援したい」との声が多く寄せられた「輪島塗」と扱い店は少ないものの高い評価を受けた「ホテルライクインテリア」が特別賞を受賞した。特別賞の選出は19年度以来。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事