セレクトショップ「フリークスストア」を運営するデイトナ・インターナショナル(東京)は19年秋、サーキュラーエコノミー(循環型経済)をコンセプトにした新業態「ファーストハンド」を出店する。サステイナブル(持続可能)な物作りのブランドと、同コンセプトに沿ったオリジナル商品を販売し、豊かな社会や経済の実現を志向するブランドショップを目指す。
(疋田優)
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ファーストハンドでは、いま世界のキーワードとなっているサーキュラーエコノミーやサステイナブルな社会実現へ、新しい服と消費の価値を発信する。
取り扱いブランドは「パンゲア」「ア・ラブ・ムーブメント」といったサステイナブルな物作りを進める約10ブランドで、65%を構成する。残り35%はオリジナル商品で、残反を活用したウェアや服飾雑貨、在庫を組み合わせて作るリメイク物などを販売する。
1号店は都内路面を予定。店舗は「みんなの電力」からの〝顔の見える電力〟の供給を受けるなどし、エネルギー面でもコンセプトを追求する。
雑貨は3000円からで、ウェア2万~5万円、アウターは8万円以上。オーガニック原料使いなど物作りにこだわった商品の意義に共感してもらえる消費者に、丁寧にストーリーを伝えて販売する。
同社は昨年に3新業態を開発すると発表しており、ファーストハンドが第2弾となる。今春にはレディスセレクトショップ「パブリュクス」を東京・南青山にオープンしている。