大丸梅田店 女性のリズムに寄り添う新ゾーン開設

2019/11/22 06:25 更新


 大丸梅田店は22日、女性の浮き沈みするリズムに寄り添った新ゾーン「ミチカケ」を開設する。化粧品やアパレルなど、従来の百貨店で提案してきた「表層的な欲求」に加え、生理や性の悩みなど「深層的な悩み」を解消する17ショップ(18ブランド)で構成する。

 レディスヤングゾーン「うふふガールズ」の5階を一部リニューアルした。売り場面積は約893平方メートル。日本初出店は7ブランドで、女性用セルフプレジャーアイテム「イロハ」や最先端の生理用品や女性向けラブグッズを揃える「ムーンドバイエルピーシー」、韓国のビーガン化粧品「ディアダリア」、脱毛器やデリケートゾーンケア商品を販売する「ミュゼショップ」など。

 関西初は4ブランドで、女性のバイオリズムに寄り添ったファッションブランド「エミリーウィーク」や台湾発の漢方店「デイリリー」など。売り場環境、デザインはクリエイティブユニット「graf」(グラフ)の女性チームが手掛けた。

 販促では、漫画「生理ちゃん」のオリジナルビジュアルを店頭で訴求、オリジナルストーリーをウェブで配信した。ミチカケ単独のオウンドメディアを立ち上げ、売り場担当者や学者、起業家らによる情報を発信するほか、生理日管理アプリ「ルナルナ」と協業したセミナーやイベントも開いていく。

 同売り場は、大丸梅田店の20~30代のプロジェクトチームが開発した。消費が低迷し、売り場が同質化するなか、「これまでにない潜在的なニーズを捉えた売り場」の開発を目指した。イロハの期間限定店に2週間で1500人が来店し、買い上げ率も高かったことなどから今回のコンセプトに至った。

サニタリーショーツなどを販売する「エミリーウィーク」


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