大丸神戸店、百貨店初の保税蔵置場兼アートギャラリーを開設

2022/10/07 06:29 更新会員限定


保税蔵置場を兼ねている「ギャラリー・アトート」

 大丸神戸店は10月5日、8階に保税蔵置場を兼ねた「ギャラリー・トアート」を開設した。同ギャラリーでは、関税徴収前の輸入品の展示・販売が可能になる。9月には暮らしに役立つサービスを提供する「トアライフサロン」を同階に開設するなど、店舗のサービス機能を強化している。

(吉田勧)

 ギャラリー・トアートは7階にあった美術画廊・アートギャラリーを移設・増床したもの。保税蔵置場は税関長が許可した場所で「外国貨物の積み卸し、運搬、蔵置」などができる。百貨店内での設置は初めてという。海外に行かないと見られなかった作品などを「いち早く」見ることができる。高額な美術品やジュエリーなどを想定している。また、通常の展示・販売も、美術だけでなく、5~11日は数千万円するバイオリンを展示・販売するなど、資産となるような商材を幅広く提案していく意向だ。リモート接客ができるデジタルスタジオも併設した。

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