ダイドーリミテッド、株主価値向上と成長の両立目指す 問われる新経営陣の結束

2024/07/12 07:59 更新有料会員限定


 ダイドーリミテッドはストラテジックキャピタル(SC)から株主提案のあった取締役が加わり、新たな経営体制となった。会社提案の5人に対してSC側3人(その後1人辞任)の構成だが「知見を生かしたフラットな議論で中期経営計画を実行できる」(山田政弘会長)と強調する。一方、新体制のもとで新たな株主還元策として、中計期間中(25年3月期~27年3月期)の配当を大幅に引き上げ、自己株式の取得も決めた。原資は主に不動産売却益となるが、当初はM&A(企業の合併・買収)など成長投資に充てるとしていた。株主価値と企業の成長力の両立には、新たな経営陣の結束が欠かせない。

(特別編集委員・矢野剛)

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