靴工房が作るこだわりケアクリーム

2015/11/18 06:28 更新


 オーダーシューズの工房「サパテオ」を主宰する野田満里子さんが、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。目的は、レザー製品や木製家具の手入れ用に開発したオリジナルクリーム、「マリアクレマ」の容器の金型を作ること。これまで使用していた容器が製造中止になったため、海外の工場でオリジナル容器を作ることにしたという。CFサイトの「レディフォー」で、16年1月1日までに60万円集めることを目標にしている。サイトはreadyfor.jp/projects/ZAPATEO_MARIACREMA

 クリームを開発したのは約5年前。靴職人をする中で、「良いものを長く使って欲しい」という思いから、手入れが苦手な人でも気軽に使えるようなクリームが必要だと感じた。成分や香りにこだわり、一つでクリーナー、乳化剤、ワックス、防水スプレー、防カビ剤の役割が期待できる100%天然原料のクリームを作ったところ、靴作りの街、東京・台東区の助成事業にも選ばれた。

 現在、そごう横浜店や丸井の新宿店、有楽町店の靴売り場、中川政七商店などで販売している。Sサイズ(20㌘)で2000円。

 支援は一口3000円からで、リターンは金額に応じてクリームや旅行用の靴のお手入れキット、レザーのキーケースやコインケースなど。最高額の20万円を支援すると、シューズを1足セミオーダーすることができる。使用するレザーの色やアップリケのデザインを指定することができ、約3カ月で完成する。

最高額の20万円を支援すると、靴のセミオーダーができる
最高額の20万円を支援すると、靴のセミオーダーができる


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