ファッション業界専門の人材サービスを手がけるクリーデンス(東京、藤田芳彦社長)は4月から、同業界に特化したコンサルティングサービスを開始する。店舗開発、MD、VMD、リテール、企画、EC(電子商取引)、人事の七つの領域でコンサルティングを行う。企業の経営戦略や、抱えている課題に応じて各領域の専門コンサルタントを選任し、改善プランを提案する。各領域を組み合わせることでそれぞれの状況に合わせたカスタマイズを行う。
事業環境の変化に合わせて企業のニーズが多岐にわたっていることを踏まえ、同社は2年前にサービス開発グループを新設。大手アパレルやラグジュアリーブランドなどを経験した専任の人材を配置し、今回のサービスを開発した。
「ECなど異業種から参入した企業が物作りのノウハウ不足を抱えていたり、M&A(企業の合併・買収)を実行した企業では人事・評価制度の整備に悩んでいるなど様々な領域をまたいだ課題が生じている。幅広い課題に対してワンストップで対応できることを強みとする」(馬塲正実マネジャー)。今後は人材サービスとの相乗効果を発揮しながら、サービスの認知度を高める。