八木通商が日本で販売するイタリアのラグジュアリースポーツウェアブランド「シーピーカンパニー」は、「ジュンヤ・ワタナベ・マン」との協働による新作2型を発表した。
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ラミネート加工を施した3レイヤーコットンデニムと3レイヤーナイロンキャンバスで作られた2型のオーバーサイズフィットのフィッシュテールパーカ(税抜き13万5000円)には、背中に反射プリントをし、ブランドの特徴の一つであるエクスプローラーフードが付いている。隠しジッパーとスタッズ、ドローストリングウエスト、ボタンで調節可能な袖口など、クラシックな機能やデザイン的特徴と、デザイナーのクリエイションが発揮された「非構造的モダニズムとシーピーカンパニーの技術革命の融合」を表現している。
シーピーカンパニーは、八木通商が日本市場における独占輸入販売権とマスターライセンス権を取得し、24年春夏からグループ会社のスープリームス・インコーポレーテッドが販売している。ブランドは、「イタリアンカジュアルの先駆者」でボローニャ出身のデザイナー、マッシモ・オスティが1978年に創設。ミリタリーやワークウェアの機能性とオリジナル素材、製品染めを融合したデザインが特徴。アウターのフードにクリアレンズが付いたゴーグルジャットが象徴的なアイテムとなっている。
主顧客は40代以上だが、主要市場のフランスでは著名ラッパーなどのミュージシャンが着用し若い客層に支持されている。「日本でもプレミアムなカジュアルブランドとして発信して、20~30代にも広げていく」(八木通商)として、高級カジュアルゾーンで幅広い年代層を対象に据える方針。販売の第1段階では、直営店とECに加え、卸販売にも注力している。