JRさいたま新都心駅前の大型SC、コクーンシティ(さいたま市、運営は片倉工業)の23年8月期は、開業以来過去最高の売り上げになった。テナントの入れ替えや環境空間の整備といった段階的改装に加え、コロナ禍の鎮静化に伴い再開したイベントや地域連携、ES(従業員満足)向上などの取り組みの成果が出ている。
(坂入純平)
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同SCはコクーン1、2、3の3館、店舗面積7万8000平方メートルに270店が揃う商業施設として地域に定着している。この間コロナ禍の影響は免れなかったが変化に対応し、「施設のプレゼンスを上げる」(三村哲コクーンシティ支配人)テナントの入れ替えを行ってきた。半数ほどの契約満了に伴い、21年は40店を入れ替え、インテリアやライフスタイル、食物販を強化した。22年にも「ポロ・ラルフローレン」や、大宮・浦和エリア初となる「カルバン・クライン」など感度の高い層に向けたファッションブランドを含む18店を導入した。
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