札幌・すすきの駅前の大型複合施設「ココノススキノ」が秋に開業

2023/05/12 06:26 更新


 東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ(札幌市)、キタデン(同)は札幌・すすきの駅前に建設中の大型複合施設の名称を「ココノススキノ」とし、テナント構成の概要を発表した。秋に開業する。

(有井学)

 74年に札幌松坂屋として開業し、20年5月に閉館した商業施設「ススキノラフィラ」跡地を再開発する。敷地面積は約5150平方メートル、建物は地下2階~地上18階で、延べ床面積5万3000平方メートル。

 施設コンセプトを「札幌の街に『あそびば』を~昼も眠らない街ススキノへ」とする。物販、飲食とエンターテインメント、ホテルなどの機能を複合し、すすきの来街者の層と来街時間を拡大し、「従来の夜のにぎわいに加えて、昼のにぎわい創出も目指す」。

 地下2階にヨーカ堂と資本・業務提携している食品スーパーのダイイチが出店し、地下1階はイートインスペースも設けたマルシェ型食物販ゾーンとする。

 地上1階にはススキノラフィラにも出店していたアインファーマシーズによるコスメ・ドラッグストア「アインズ&トルペ」やアクセサリー、雑貨店、飲食店など、地上2階には日用品やサービス店などが入る。3、4階はフードホールなどの飲食とゲームセンター「ギーゴ」などで構成、5、6階は大型複合映画館「TOHOシネマズ」、7~18階は東急グループのホテル「サッポロストリームホテル」とする。 

 2、3階に屋外広場、3階にイベントもできる屋内広場を設け、滞在機能とコト発信機能も充実する。外壁には「北海道最大」のビルボードとデジタルサイネージ(電子看板)を設置、様々な情報を発信し、「街のメディアとしての役割」も目指す。



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