19年1~5月の衣類輸入 0.9%増の40万6216トン

2019/07/11 06:29 更新


 日本繊維輸入組合が財務省貿易統計を基にまとめた衣類輸入状況(速報値)によると、1~5月の衣類輸入は前年同期比0.9%増の40万6216トンだった。ASEAN(東南アジア諸国連合)やバングラデシュからの輸入は依然として前年同期比2ケタ増のペースで推移したものの、中国からの輸入が落ち込んで全体を押し下げた。金額は円ベースで1.1%増の1兆2329億円6200万円となった。

 中国からの輸入量は4.7%減となり、月を重ねるごとに減少幅がじわじわと広がっている。ASEANからの輸入量は11.1%増。ASEAN域内で最大の輸入相手国であるベトナムは12.6%増、カンボジアは17.7%増、ミャンマーは14.9%増だった。域外ではバングラデシュが13.8%増。引き続き輸入数量は拡大しているが、伸び率は鈍化してきた。2月にEPA(経済連携協定)が発効したEU(欧州連合)からの輸入は、金額ベースでは5.5%増だが、数量の伸びは依然見られない。イタリアからの輸入量は微増で推移している。



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