クロシェグループ バレエ靴伸び売上高14%増

2017/03/28 06:25 更新


 クロシェグループ(神戸市)は、17年1月期の売上高が前期比14%増の13億~14億円となる見込みだ。オリジナルのレディスシューズ「ファルファーレ」の限定販売が伸びているほか、売り上げの半分を占める直営店事業が1%増と堅調だった。

 ファルファーレの売上高は前年比50%増で推移している。全国の商業施設で年間100本の期間限定店を出店。カラーバリエーション豊富な国産バレエシューズの認知が広がっている。新たにオリジナルのフレアスカート「神戸・山の手スカート」との期間限定店も出店しており、名古屋三越星が丘店では、2週間で売上高が850万円となった。

 ECは、これまでインポートなど仕入れ商品も販売していたが、ファルファーレ、神戸・山の手スカート、カットソー「パドゥリオン」などのオリジナル商品に絞る。「価格競争に巻き込まれることなく、独自性を発信していく」として、自社ECを強化する。

 インポート中心のレディスセレクトショップ「ジャスミンスピークス」は、店によって売り上げのばらつきはあったが、顧客向けの施策が実った。販売力の向上で上顧客を増やしたり、一部の店でブランドの受注会を開催したことが顧客満足につながった。

 常時約120ブランドを揃え、毎シーズン20~30ブランドを入れ替えて、新鮮な店作りを重視。ブランドミックスのスタイリング提案を強化することで、客単価も年々少しずつ伸びている。今後は、ディスプレーでの新しい見せ方や、販売スタッフの意見を吸い上げたオリジナル商品の開発などで、客数を伸ばしていきたい考え。


「ファルファーレ」は、限定店でも装飾に力を入れ、イメージ発信を強める


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