英「クラークス」の輸入卸・小売りのクラークスジャパンは4月5日、テラスモール湘南にクラークスの直営1号店「クラークス湘南」を開いた。「革製のカジュアル靴を楽しむ価値」を明確に伝え、今後、東京や大阪の都心にも出す。
売り場面積は約87平方メートルで、シンプルで温かみのある空間。代表アイテムの一つ、「トーヒルロー」のソールの形状にちなみ、壁面の棚は段ボールの凹凸の面で縁を装飾した。ビジネス用途、バレエシューズ、サンダルなど日常の様々な場面に向けた商品を揃え、約130SKU(在庫最小管理単位)を扱う。
ジャパン社は22年、「クラークスオリジナルズ」の世界初の直営店を東京・神宮前に出店し、伝統製法のプレミアムな定番品でブランド戦略を進めてきた。現在は国内で4店を運営し、20~50代の幅広い世代で需要が伸びている。クラークスオリジナルズがけん引して昨年、日本市場での売上高は前年比2ケタ増だった。
今後はクラークスの出店に力を入れる。ブランドの価値が伝わる立地を検討し、1年に2店程度の予定。