カイタックファミリーは、「シマロン・ジーンズ」の新ライン「シマロン・コア」を来春発売する。ジェギンスやスリムテーパードなどの6スタイル、黒中心というのが特徴。
(永松浩介)
シマロンらしい美しいシルエットをベースに、軽さなど女性のストレスを軽減する機能もふんだんに備える。百貨店やセレクトショップに売り込む。
同社は90年代に人気だったシマロン・ジーンズを約3年前からライセンスで生産している。コアは40代の女性担当者が同性に向けて企画したデニムの経験値が高い社内デザイナーが女性の視点で生み出したコレクションだ。「ジーンズの世界で女性が手がけるのは珍しいのでは」という。
形は上記のほか、シマロンの定番であるスキニー、ストレート、フレア、セミワイドに絞り、シーズンごとに股上の高さなどを微調整する。フィットによって素材も変えている。軽いものだけでなく、糸を芯まで染めて色落ちを最小限にしたもの、ストレッチながら締め付けの弱いものなど、女性が感じるストレスを軽減。縦にしか伸びないストレッチや縦横ストレッチのセルビッチなど、高い技術力がないと製品化できないものもある。
色を黒中心に打ち出しているのは、「インディゴと異なり、黒はトレンドがなく年中売れる定番」でコーディネートの必須アイテムの一つだから。グレー、ネイビーなども揃えるが、中心はあくまで黒。1万2000~1万8000円。サイズは23~28。