スーパーみたい、チャオパニック改装

2016/09/09 08:38 更新


 パルのメンズ、レディスセレクト店「チャオパニック」は7日、東京・ルミネエストの新宿店を改装オープンした。外部のクリエイターらと共同し、スーパーマーケット風の内装や体験型のサービスでイメージを引き上げる。この改装を皮切りに、18年のブランド30周年に向けたリブランディングを進める。

チャオパニック新宿店

 新宿店は、スーパーの冷蔵コーナーのような陳列棚や倉庫のパレットを使った什器が目を引く。壁側には、客から見える状態で在庫を整然と積んだ。商品はオリジナル、セレクト品、リメイク古着のほか、手ぬぐいなどおみやげ感覚で買える雑貨も充実する。改装前より仕入れ比率を上げ、「Nハリウッド」などとの協業商品も扱う。面積は約160平方㍍。

 今回から、レディス部門のディレクターに小島令子さん、メンズに福田健太郎さんが就任。「新宿は何でもある街だし、服だけの視点ではダメ」(福田さん)と考え、改装では写真家、アートディレクター、インテリアデザイナーらとも協力。新宿店用のショップアイコンや特設サイトも作り、「一本筋の通ったイメージ」を伝える。

  ショッパーは、再利用してもらえる丈夫な「タイベック」素材で、会計後にお客がショッパーをステッカーやペンでカスタマイズできるコーナーもある。海外で見た花屋をヒントに、「本当のサービス」として取り入れた。

 新宿店改装をきっかけに、「チャオパニックを知らない高感度な20代前半を取り込み、30代で一度離れてしまった客も呼び戻したい」と、谷山豪一チャオパニックブランドディレクターは話す。現在、店舗数は24。〝ニューアメリカーナ〟のコンセプトのもと、新たなアメカジスタイルを全国に波及させる。

内装はスーパーマーケットをイメージした
内装はスーパーマーケットをイメージした
貨物用のパレットなどを什器として使う
貨物用のパレットなどを什器として使う
壁面にはさまざまな種類の雑貨を陳列
壁面にはさまざまな種類の雑貨を陳列
壁側には、お客に見える形で在庫を積む
壁側には、お客に見える形で在庫を積む
商品購入後、ショッパーをカスタマイズできるコーナーも
商品購入後、ショッパーをカスタマイズできるコーナーも


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