「クロエ」は、環境への負荷を最小限に抑えた新作スニーカー「NAMA」(ナマ)を発売した。クリエイティブディレクターのガブリエラ・ハーストによる22年スプリングコレクションとして登場した。クロエが発表している低環境負荷を目的とする「パーパス・ドリブン」(目的主導)を重視するコミットメントにのっとった企画。
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このスニーカーは、サステイナビリティー・コンサルティンググループのクアンティスと協業し、原料の抽出から製造まで全てを追跡するライフサイクルアセスメントの審査を通じて、温暖化ガスの排出を35%軽減した。
また、製造過程に必要な水の使用量を既存のスニーカーより80%削減した。これは低環境負荷素材を選び、重量の40%をリサイクル素材で構成したことによる。
例えば、ベルトには100%リサイクルのナイロンやポリエステル、靴ひもには100%リサイクルポリエステルを使用。本体のニットはペットボトルから作られた90%リサイクルのポリエステル糸、スエード部分はレザーワーキンググループ認定のタンナー製作の素材が使われている。ソールは溶剤ベースのグルーより化学薬品の使用が少ない水性グルーで接着している。ハンドステッチを施したクラフトタッチのデザインも新鮮だ。
色はブラック、ホワイト、ビスコッティベージュ、ブルー、イエロー、グリーン。税込み9万9000円。