SCを主力立地とする子供服専門店は、オムニチャネル化を加速する。子供服は大人と比べてサイズアウトによる買い替え需要が高く、生活必需品の要素が強いため店舗休業期間中にECの売り上げが大幅に伸びた。今後は顧客一元化など利便性を高め、店舗数を維持しながらEC化率の引き上げを目指す。
(金谷早紀子)
コロナ禍で飛躍したのがF・O・インターナショナルだ。緊急事態宣言前の3月にいち早くECに在庫を集中、実店舗会員のECへの送客を進めた。ゾゾタウンで割引クーポンを積極的に発行、子供服ランキングの上位を占めて売り上げが前年の4~5倍となった。自社ECも倍以上の伸びで、EC全体の客数の4分の3が新客となった。ブランシェスとマーキーズのECは、ゾゾタウンの入庫制限の影響を受けたものの、ブランシェスが5月で前年比90%増、マーキーズが3倍と大きく伸ばしている。マーキーズは、昨秋に自社ECを開設したことも寄与した。
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