誰でも気軽にダンスや美容に挑戦できるイベント「チャレンジフェスティバル」が堺市美原文化会館で開かれた。中心となったのはネイルサロン「ミリー」のネイリスト藤本ユリカさん。「誰でも挑戦できる場を作りたい」との思いに共感し、協賛の輪が広がっている。
イベントのきっかけは児童養護施設の出身の同僚が「生い立ちでチャレンジできる場が少ない」と話していたこと。また、人と話すことが多いネイルの仕事を通して、不登校の子を持つ親の話を聞く機会もあり、「自分の関わりのある人たちが社会とつながり、挑戦する場を作りたい。一歩を踏み出すきっかけにしてほしい」という思いが強くなった。
12月上旬に行われたイベントは昨年に続き2回目。ダンス、トータルビューティーの2部門のコンテストや協賛企業のマルシェも設けた。主婦や社会人から子供まで多様な顔ぶれで、ダンス部門は個人も含め8組がエントリー、トータルビューティー部門は6人のショー形式でネイルなども含めメイクアップした参加者が登場し、来場者を楽しませた。
こうした取り組みに共感する企業も多く、25社・団体が協賛。協賛企業の一つである刺繍の山神は、オリジナルキャラクターの引きこもりうさぎ「やみと」のイラストを養護施設で過ごす子供たちなどにも描いてもらい、そのデザインをプリントしたチャリティーTシャツを提供した。
参加者の「やってみたい」が「できた」に変わる瞬間を共有し、会場には多くの笑顔があふれた。藤本さんは「今後は本業であるネイルを通じて社会にチャレンジできるような場も作っていきたい」と目を輝かせる。
