日本チェーンストア協会の会員企業(56社、1万871店)の10月の総販売額は、1兆486億円で、店舗調整後で前年同月比2.8%増とプラスに転じた。前年が消費増税により落ち込んでいたこともあるが、新型コロナウイルス下の〝内食化〟で食料品の勢いが続いている。
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衣料品は前月まで3カ月連続で2ケタのマイナスとなっていたが、気温の低下とともに動き、消費増税の駆け込み需要があった19年9月以来のプラスとなった。
ビジネス関連が苦戦する紳士衣料、お出かけ着が厳しい婦人衣料は、カジュアルに動きはあったが依然水面下だった。その他衣料・洋品は、靴下、靴などは厳しかったが、パジャマ、肌着などが動いて大きく伸び、衣料品全体を押し上げた。