11月11日にリニューアルオープンした「カサロエベ表参道」は、クリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソンがキュレーションした作品も見どころの一つとなっている。現代アーティストから巨匠までアンダーソンの視点でセレクトした13の作品が点在するほか、インテリア作品も多く、ギャラリーとして見て回る楽しさがある。
パブロ・ピカソが50年代に制作したセラミック作品やアンセア・ハミルトンのカボチャのオブジェに加え、日本人アーティストの作品も目を引く。四代田辺竹雲斎による舟形を描く竹の工芸作品、ボタニカルアレンジメントのユニットTSUBAKIによるシダ植物の作品には、メダカが共生している。
24年春夏プレコレクションで協業している陶芸制作ユニットのスナ・フジタの作品も見どころの一つ。自然の風景と動物たちが細かく描かれた器は、プレスプレビューでもじっくりと見入る人が目立った。店内ではリニューアルオープンを記念して、スナ・フジタのキャラクターが描かれたバッグやスモールレザーグッズを先行販売している。日本限定でクマのシリーズも並ぶ。
カサロエベの裏手にある旧仮設店では、11月11日~12月26日に「ロエベ×スナ・フジタ」キャンディーショップでも作品を展示中。キャラクターをモチーフにしたオリジナルスイーツ(税込み3150円から)を販売するほか、キャラクターのオブジェが並ぶフォトスペースも設置されている。