イオンのカンボジア1号店、売り上げ順調

2016/12/20 06:30 更新


 イオンモールのカンボジア1号店「イオンモールプノンペン」(14年6月開店)の売上高が2ケタ増を続け、順調に伸びている。

 初年度の来店者数は予想を上回る1500万人、2年目は減ったものの、3年目の今期は店舗の入れ替え効果もあり1700万人を超えそうな勢い。中間層を主要な顧客に据え、18年5月ごろの開店を目指す2号店の建設も計画通りに進んでいる。

 売上高の構成比をみると飲食が最も多く約4割を占め、アパレルは1割となっている。この比率は開店以来変わっていない。1号店は200店舗のうち「既に3分の1を入れ替えている。常に新しさを出し、お客に支持される店作りを心掛けている」という。

 商品だけでなくサービスや飾り付けなど日本と同様なクオリティーを維持し、他の店舗との差別化を図っている。開店後、駐車場不足が分かり立体駐車場を新たに建設した。これにより駐車台数が2100台と800台増えた。同時に入り口の数も増やし来場者の利便性を高めた。

 2号店は中間層の家族が楽しめる店作りを目指して「カテゴリーキラーを入れるなど買い物でもエンターテインメント性を高めたい」考え。既にグンゼがスポーツセンターを出すことが決まっているほか、地元放送局がオープンスタジオを作り、人気タレントが生出演する番組を放送し集客の目玉にする。

 男性客も楽しめるようにホームセンター、ゴルフ、釣り、本屋なども入れ、家族全員が時間消費できる店作りにする。

 1号店は、店舗の入れ替え時に富裕層を意識したブランドも導入し、2号店との違いを出す。これにより2店でプノンペンの幅広い客層を取り込む。

 

文中aeon
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