九州エリアを軸にリテール及びエステート事業を担うカイタックグループのアキアゴーラカンパニー(福岡、中原伸広カンパニー社長)は30年後半の完成に向けて、福岡市中心部の西南エリアで、グループのアジア・西日本の拠点作りを進めている。既存の商業施設に加え、新規の複合ビルやホテルなどを集積、新たに人が集まるエリアの構築を目指す。
開発は福岡市警固の総敷地面積約7600平方メートル。27年7月には複合施設「カイタックリビングコート」がオープン予定で、道路に面した庭や緑豊かな空間を作る。建物は地上22階建てで商業ゾーンは1~3階、4階以上は賃貸マンション(62戸)。地域の居住人口を増やすとともにファッションやメディカルなど多様なテナントを集積する。
隣接して2階で連結する予定の既存の複合ビルのカイタック・スクエアガーデンは25年度、売上高が前期比8%増、買い上げ客数は9%増の約25万人と右肩上がりの業績。プーマや関家具、キノシネマ、コンバースなどが好調で、26年度も新規テナント導入やリニューアルを実施する。多様なテナントで幅広い客層のニーズに応え、新ビルとともに買い回り性や利便性を高める。
26年4月には周辺にFCの「サロン・アダム・エ・ロペ」がオープンし、30年にはホテルの開業などが控えている。
開発は福岡の天神地区から徒歩10分ほどで、路面店が立ち並ぶ大名エリアを抜けた立地。周辺には飲食、住居などはあるが、商業集積エリアではなかった。そこに、ディベロッパー&販売代行としてロンハーマンなどを運営し、エリアを活性化している。
同社の25年度の売上高は小売価格で8%増の約52億円。直営セレクト「アキアゴーラセレクト」や販売代行、FC店を展開し、ディベロッパーとしてテナント誘致なども行っている。多様な事業展開で業績を伸ばしている。
